エフェソス遺跡
アルテミス神殿跡

市公会堂。かつてはここに聖火がともされていた。

ハドリアヌス神殿のコピー。オリジナルはセルチュクの考古学博物館にある。

トラヤヌスの泉。102〜104年に建立され、皇帝トラヤヌスに捧げられた。

大劇場。観客席は66段で、収容客数は2万5千人という。紀元前3世紀に創建された。その後、度々増築され、紀元2世紀に現在の姿になった。ここでは毎年、エフェソスフェスチバルが開かれるそうだ。

正面の女性像。

古代の売春宿の広告。ケルスス図書館には秘密の地下道があり、それは少し離れたところにある「娼婦の館」の地下の入り口に通じていた。図書館に通うふりをして、娼婦のもとに通えたというわけである。

トルコ時代の公衆トイレ。並んで用を足す。長いスカートをはいていたので、問題は無かった。

港通り。かつては1キロほど先に迫っていたという海岸に通ずる道だったそう。

聖母マリア像。

病が治ると伝えられている聖水がわいている。

7回破壊され,7回再建されたというが、125年に破壊され、いまは1本の柱だけしかない。

ポリオの泉。97年にポリオという人物によって建てられた。

ヴァリウスの浴場。床下暖房であった。

オデオン。収容人数は1400人で、劇場のように屋根が取り付けられていた。コンサートなどに使われていた。

セルシウス(ケルスス)の図書館。2世紀にローマのアジア属州の執政官ケルススを記念して建てられた図書館で、最盛期には2万4,000冊の蔵書を誇った。エフェソスを古くから発掘しているオーストリア考古学研究所は、崩壊して転がっていた石を丹念に組み上げて2段のアーチのファサードを見事に復元した(オリジナルはウイーンの博物館にある)が、これは今やエフェソス遺跡を代表する美しい建築物となっている。

エフェソス遺跡から7Km離れたブルブル山の中には、聖母マリアが晩年を過ごしたといわれる家が残っている。
石造りの小さな家
聖母マリアの家